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表面筋電を用いたジェスチャ入力インタフェース

-Gesture input interface using Surface Electromyography-

gestureWhileHandinObject

研究概要-Research-

背景-Background-

近年,様々なセンサをベースとしたジェスチャ入力インタフェースが盛んに開発されています.その背景には,スマートウォッチのような人の身体に身につけることが出来るウェアラブルデバイスの出現も大きな要因の一つでしょう.ウェアラブルデバイスの大きな特徴として,手でデバイスを把持せずとも,デバイスから情報を受け取る,デバイスを操作する,といったことが可能になる点です.その中でジェスチャ入力インタフェースは,ウェアラブルデバイスを操作する手段として,有効であると考えられています.

概要-Abstract-

私は,表面筋電を用いたジェスチャ入力インタフェースの開発に関する研究を行っています.特に,本研究の特長としては,物を把持した状態におけるジェスチャ入力に着目している点です.本研究ではこれを実現するため,筋電を用いたジェスチャ入力に関する問題を調査し,従来の筋電を用いたジェスチャ認識手法における問題を発見しました.さらに,それを解決するための新たなジェスチャ認識手法について提案を行いました.

提案手法-Proposal technique-

従来手法では,ジェスチャ認識には教師付き学習が用いられてきました.しかし,本研究における調査実験から,表面筋電によるジェスチャ認識において,物を把持しながらジェスチャ認識をする際,把持する物の種類,腕の姿勢,把持した物の重心の乱れ,によって筋電信号が異なってしまうことがわかりました.その結果,学習していたデータとは異なる入力がなされ,ジェスチャを正しく識別することができませんでした.そこで,本研究では,ジェスチャを特定するための識別器を用いずに,任意のジェスチャを複数組み合わせることによって,ジェスチャ認識を行う新たな手法を提案しました.

発表実績-Domestic Conferences-

  • 御手洗 彰,棟方 渚,吉田 彩乃,櫻沢 繁,小野 哲雄,”前腕の表面筋電を用いたジェスチャ認識の実験的検討”,研究報告エンタテインメントコンピューティング (EC) 2016.13 (2016): 1-6.
  • 御手洗 彰,棟方 渚,小野 哲雄,”表面筋電を用いた物を把持した状態におけるジェスチャ入力手法の提案”,情報処理北海道シンポジウム2016
  • 御手洗 彰,棟方 渚,小野 哲雄,”物を把持した状態における筋電センサを用いたハンドジェスチャ入力の問題抽出と新手法の提案(<特集> つなぐ技術(人・モノ・社会)).”,日本バーチャルリアリティ学会論文誌 22.1(2017)
  • 御手洗彰,水丸和樹,本田健悟,棟方渚,坂本大介,小野哲雄,”人狼プレイヤの皮膚電気活動の解析:情動変化を利用したソシオメータの実現へ向けて”,インタラクション2018(インタラクティブ発表(一般))link