Brief Overview of Our Research

 私の研究の興味は,情報科学と認知科学の融合による新しい情報環境の構築にあります. 研究分野としては,ヒューマンインタラクションやロボット情報学,ユビキタス情報環境に関連する分野です. 具体的には,ユビキタス環境の進展に伴い,今後益々重要となるヒューマンエージェント インタラクション(HAI)やヒューマンロボットインタラクション(HRI)といった 知的システムと人間の複雑系相互作用の仕組みを科学的に探求するとともに, そこで用いられるエージェントシステム,ロボットシステム,インタラクティブ情報環境 をソフトウェアおよびハードウェアシステムの両面から実装していきたいと考えています.

Human-Agent Interaction (HAI)

 本研究では,ユーザの趣味や嗜好を理解しているエージェントが環境内 にあるさまざまなメディアや部屋自体へ移動( マイグレーション) することにより, ユーザに対して文脈に応じた適切な情報的支援を行う,環境知能システム (ITACOシステム)を実現することです.特に本研究では,人間の心理的特性に注目し, 慣れ親しんだエージェントが形態を変えながら常にユーザの身近な環境でサポートすることにより, ユーザに安心感や信頼感を与えるという自然なコミュニケーション機能の実現を目指しています. さらに,環境知能システムの重要な要素として,ユーザに認知的な負荷をかけることなく, 膨大な情報の中から文脈に応じた適切な情報を提供する状況適応的機能を実現する必要が あります.
(研究予算:『ヒューマンエージェントインタラクションによる環境知能の実現』, 科学研究費補助金 基盤研究(B),平成22年度〜平成25年度) itaco-project
Human-Robot Interaction (HRI)

 本研究では,コミュニケーションロボット(Robovie)を用いて,人間の身体性や社会性, 身体模倣のメカニズムなどを調べています.これらの知見をもとに,人間とロボットの インタラクションデザインを行っています.最終的には,人間とロボットが共生できる 社会の実現を目指しています.以下のプロジェクトでは,「ロボットとの信頼関係と 振舞い」に関する研究を行っています.
(研究予算:『人とロボットの共生による協創社会の創成』, 科学研究費補助金 新学術領域(研究領域提案型),平成21年度〜平成25年度)

EverydayRobot robovie-ver.2 robovie-R2P

 左図のロボットはまだ"Everyday Robot"と呼んでいた時代の試作機ロボットです (2000年頃?).その後,改良が加えられ,第2世代の"Robovie2"(中図)が誕生しました. このロボットを用いて,ATRでさまざまなインタラクション実験を行いました. 現在,北大の研究室にあるのは,"Robovie R2-P"(右図)というロボットです. 今後,このロボットを用いて研究を進めていく予定です.

New Project?

 現在,新しいプロジェクトの準備を進めています.これまでになかった新しい情報技術の開発, およびこの技術を用いた環境知能システムの実現になると思います.乞うご期待!

Past Project

 これまで行ってきた研究(プロジェクト)は以下のとおりです (現在,継続している共同研究もあります).これらの研究についても,今後説明していきたいと思います.
  • 空間認識装置 CyARM(Environment Recognition Device using Non-Visual Modality)
  • 社会的ロボット・社会的知能(Social Robots and Social Intelligence)
  • ホームコンピューティング (Kitchen of the Future)
  • 言語の進化(Evolution of Languages)
  • 感情の計算モデル (Computational Model of Emotion)
  • その他
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